ひとり文芸ミュージカル 「三毛子(みけこ)」アンコール公演 男きもの普及協会特別優待のご案内

再来週の水曜日(2/20)より日本橋三越劇場で上演される、
女優源川瑠々子さんのひとり文芸ミュージカル「三毛子(みけこ)」が、
アンコール上演されます。
男きもの普及協会では、協賛特別優待として通常観劇料5,000円の料金のところ、
以下の条件でお越しいただければ1,500円でご案内させていただいております。

「条件」は
1.お申込フォームより必要事項をご記入いただき申し込む。
2.当日におきものでお越しいただく(おきものでない場合割引となりません)

の二つ。この舞台は2月24日の日曜日まで行われておりますので、
休日に午前中はきもので日本橋を楽しみながら午後は観劇するといった楽しみも味わえます。

申し込み方法

・下記、申し込みフォームよりお申込ください。
三毛子特別優待申込フォーム

◆申込期限
・2013年2月15日まで

注意事項

・チケットは当日お越しいただいた際にお渡しします。
(座席の位置は、関係者席となります)
・事前入金制をとっており、申込後にご案内いたします。
・ご不明な点は男きもの普及協会までお願いします。

パンフレット

ひとり文芸ミュージカル 「三毛子(みけこ)」アンコール公演 概要

【タイトル】 ひとり文芸ミュージカル「三毛子-みけこ-」
【原作】  夏目漱石 「吾輩は猫である」
【日時】 2013年2月20日(水)~2月24日(日) 13:30開場 / 14:00公演 
【公式サイト】 http://maruru.net/mikeko/
【場所】 日本橋 三越劇場 http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/theater/

【前売り】2013年 1月3日(木)から、イープラス、三越劇場、まるる事務局にて取り扱い 
【主催】 有限会社 ライトリンク・ミュージック http://www.lightlink.co.jp/
【協力】 和のセレクトショップまるる、京都便利堂
【協賛】
  和のセレクトショップ まるる / アロワナ株式会社 /
  株式会社ブルーレディオ・ドットコム / ビギナーズレーベル
【出演】
  主演:源川瑠々子  
  声の友情出演:伊沢弘 
  ピアノ演奏:神尾憲一  
  二絃琴:藤舎蘆柯(東流二絃琴東会)  
  後見:柳志乃

早くも再演! ひとり文芸ミュージカル『三毛子』とは・・・

 2010年3月三越劇場にて、再演を果たし好評を博した「ひとり文芸ミュージカル 静―しずー」。
 シリーズ2作目は、主演・源川瑠々子が和服姿で落語のようにひとりで語り、歌い踊る・・・
 夏目漱石『吾輩は猫である』に登場するヒロイン猫「三毛子」の目線を通して、女性保護論争で対立した与謝野晶子と平塚らいてうの名言を散りばめた、涙あり笑いあり愛情たっぷりの感動作となってます。
  
・三毛子(みけこ)とは・・・ 
 夏目漱石の処女小説「吾輩は猫である」に登場する吾輩の隣宅に住む二絃琴のお師匠さん宅の雌猫。今作は、吾輩のマドンナ猫「三毛子」の目線を通してストーリーが進行していく。お師匠さんのモデルは、平塚らいてう。お手伝いの冬子さんのモデルは与謝野晶子。

・平塚 らいてう とは・・・
 1886(明治19)年2月10日東京生まれ。女性が自由に生きられない社会に疑問を抱いたらいてうは、日本女子大学校進学後禅を手がかりに自分を見つめつづけ、婦人問題を世に印象づける事となる女性による初の月刊誌『青鞜』を発刊して「隠されてしまった我が太陽を取りもどそう」とよびかける。恋愛も結婚も出産も自分の意思で決め、「後ろを振りかない」姿勢は生涯変わらず、第一次大戦後、市川房枝らと新婦人協会を結成して女性参政権を要求、また消費組合運動にも参加。戦後は日本国憲法に共鳴して「世界平和アピール七人委員会」に参加、日本婦人団体連合会、母親運動、新日本婦人の会などに協力。平和運動などにも成就、夢をはたさぬまま1971(昭和46)年5月24日85歳で死去。「憲法を守りぬく覚悟」のよびかけが最後のメッセージとなった。

・明治の女流文化人、女性解放運動家たち・・・
 日本の女性解放運動は、明治大正期から盛んになった。別に婦人運動、婦人解放運動などとも呼ばれる。また、女性解放運動には多くの明治の女流文化人も賛同し、詩人・与謝野晶子や、小説家・長谷川時雨、森しげ子(森鴎外の妻)、も「青鞜」の賛助員を務めている。
    
・7回の再演を重ねる度に成長してきた「ひとり文芸ミュージカル 静-しず-」
 夏目漱石の不屈の名作「こころ」に密かに描かれたヒロイン「静」。インパクトのある小説の中、まったく語られることのなかったヒロインの姿を、源川瑠々子(みながわるるこ)が女性側から見たもうひとつの「こころ」を、ひとり芝居という形式のもと進行していく文芸ミュージカル。完成までに丸二年を費やした本作品は、2003年の初公演以来、著名人、評論家諸氏の支持を得て昨年で7回もの再演を重ね、その度に成長をしてきた。2006年には、初の海外公演となるタイ・バンコク公演も成功を収め、2010年に再び三越劇場にて再演された。

・女優 源川瑠々子(みながわ るるこ)プロフィール
 2003年ひとり文芸ミュージカル「静-shizu-」でデビュー。平行して美しい日本語をモットーに、島崎藤村の詩集を歌ったCDをリリース。2008年、長野県各所にて「アンティーク着物で歌う藤村の初恋」をツアー公演するなど「和のエンターテイメント」を目指し日々活動する舞台女優。   

・音楽演出担当・神尾憲一 2011年JASRAC国際賞を受賞
「ひとり文芸ミュージカル」シリーズの音楽・演出を担当する作曲家の神尾憲一が、劇伴音楽を作曲したアニメ『バーバパパ世界をまわる』が2011年JASRAC国際賞を受賞しました。海外で最も多く聴かれている日本の音楽として選ばれた名誉ある賞です。2011年、5月24日、古賀政男音楽博物館けやきホールにて、贈呈式が行われました。                                                                                                                        
・JASRAC賞とは、
 前年度におけるJASRAC著作物使用料の分配額が多かった国内の上位3作品に「金賞」「銀賞」「銅賞」を、海外からの入金が最も多かった国内作品に「国際賞」を、分配額第1位の外国作品に「外国作品賞」を贈り、それぞれの著作者と音楽出版者の功績と栄誉を称え顕彰するものです。

・舞台美術を担当する フラワーデザイナー 花千代
 OLから新橋花柳界の芸者に転身しナンバー1の売れっ子芸者へと上り詰め、1996年に渡仏しパリにフラワーデザインを学びに留学。フランス園芸協会(DAFA)1級資格、Ecole Francais de Decoration Floraleのディプロムを取得後、16区のフローリスト Piere Declercqにて1年間研修、和の要素を取り入れたアレンジが絶賛を浴びる。帰国後、フラワーデザイナーとしてCMや映画のスタイリング、イベントや店舗ディスプレイ、ホテルなどのアドバイザーとして活躍。また、洞爺湖G8サミットの公式晩餐会の会場装花も手がけた。現在は、花と家具のコラボレーションなど常に新しいジャンルに挑戦し続けている。

「三毛子」再演に向けた推薦コメント 敬称略 五十音順

現代に甦る文芸誌「ホトトギス」
 俳句雑誌として生れ、現在も俳句雑誌として刊行を続けている「ホトトギス」は、明治40年代の一時期、俳句中心から、小説等の文芸を中心とする雑誌に変貌していました。そのきっかけを作った作品が夏目漱石の「吾輩は猫である」なのです。「ホトトギス」が文芸誌としての黄金時代を築いた時代背景を、この作品を通してコミカルに、又愛情深く描いた舞台がこの「三毛子」であります。今回は再演ということで、より一層磨き抜かれた舞台が繰り広げられることでしょう。一人舞台とはいえ、源川瑠々子さんの抜群の演技力と歌唱力が、時には笑いを誘い、そして最後には感涙で締め括って下さる、今回もそんな感動的な舞台を堪能出来ますことを今から楽しみにしている次第です。是非多くの方に、早春の息吹溢れる三越劇場に足を運んで頂き、時空を超えた世界を心行くまで楽しんで頂きたく存じます。春灯下 一歩に明治 香りたる   廣太郎
稲畑廣太郎(俳誌「ホトトギス」編集長)
               
 ひとり文芸ミュージカル 「三毛子」
再演を重ねた夏目漱石(1868-1916)の小説「こころ」に基づくひとり文芸ミュージカル「静-しず-もうひとつの、こころ」に続く第2作、漱石の「吾輩は猫である」を原作とする新作ミュージカル「三毛子-みけこ」が三越劇場で初演された。主要スタッフ、キャストは前作同様、脚本:スミダガワミドリ、演出・音楽:神尾憲一、振付・出演:源川瑠々子。源川演じる美人猫三毛子は、オス猫たちのマドンナ。二絃琴のお師匠さんの家で飼われており、お手伝いのフユ子と暮らしている。三毛子の夢に神様がよく出てくる。声の主は伊沢弘。猫の視点で人間の得手勝手をコミカルに描いていて楽しめる。源川瑠々子一人の語りと歌と踊りで展開するユニークなミュージカル。 舞台上手奥で、神尾憲一が美しい音楽をピアノで奏でる。その後ろ姿は、もう一人の主役といえる。見終わって、ほのぼのと心温まる余韻に包まれ、家路につく。
川上博 (ミュージカル評論家)
  
今度の「三毛子」はどんな猫
源川瑠々子さんとは「静」という作品で出会いました。ひとり文芸ミュージカルというひとり芝居ともミュージカルとも違ういったいどういう舞台になるのだろうと自分なりに想像していましたが実際に幕が開くとそこには想像とはちがう独特の世界が広がっておりました。芝居の様々な要素を全てひとりで表現する。力が無ければ出来ることではないでしょう。演出の神尾さんがおっしゃておられる日本語の美しさ、日本の代表的な文学作品を歌うように語るという事が出来る唯一の女優さんなのではないでしょうか。「三毛子」では猫を表現しなくてはならないというさらに新しい要素が加わりましたが、猫の持つ人間より優れているかもしれない感性を余すとこなく表現されていたように思います。再演というのは必ずしも同じ事の繰り返しではありません。前回とはまたちがった「三毛子」に出会えるのではないかといまから楽しみにしております。
谷口直人(三越劇場支配人)

「三毛子」よ、再び!!
「吾輩は猫である」は、誰もが知っている夏目漱石の国民的文芸の代表作である。発表されたのは明治三十八年(1905年)、すでに1世紀を越す歳月が流れているが、いまだに新鮮な作品だと評価されているのはなぜだろうか。それはたぶん、時代の変転に関係のない「猫」の目で描いてるからだろう。猫の目というと、くるくると変わるという連想になる。くるくる変わっても、核心さえきちんと捉えていれば猫の目は人間の目よりも鋭く、事態の真実を見抜いて逆に人間をびっくりさせるのかも知れない。ひとり文芸ミュージカル「三毛子」という名前がついて、それが再演になるという。漱石が生みの親の作品を、初演からさらに練りあげてどのように育てられたのか興味深い。源川瑠々子さんの“挑戦”を楽しみに観たい。     
藤田洋(演劇評論家)

手づくりの温かさ感じさせた『三毛子』
「ひとり文芸ミュージカル」との出合いは一昨年三月の三越劇場『静』だった。夏目漱石の名作「こころ」の主人公の自殺から一年後、妻の静が先生との思い出を語り歌い、踊るというユニークな脚本のアプローチとミュージカルの新人・源川瑠々子のフレッシュなヒロイン像に魅了された。「ひとり文芸ミュージカル」の名称にはミュージカル評論家・瀬川昌久氏の推挙があったというが、確かに文芸作品を読むような、そして原作を読み直したくなるような香り高い舞台で、私小説的ミュージカルとでもいえようか。その第二弾が、やはり源川と、神尾憲一(脚本・音楽・演出)コンビによって漱石原作「吾輩は猫である」をもとに生まれた『三毛子』。こちらは平塚らいてう、与謝野晶子らしき人物まで登場するややコミカルな創作で、漱石家(?)に近い二絃琴師匠宅に飼われた美人猫を神尾の親しみやすい音楽に乗って生き生きと演じる源川、透明感のある舞台美術など初演舞台は手づくりの温かさを感じさせた。           
森洋三 (演劇ライター)
   
三毛子は「青足袋をはいたネコ」?!
 源川瑠々子さんとの出会いはまったくフシギ。信州四阿山麓に建てた平塚らいてう記念「らいてうの家」に瑠々子さんがみえたとき、偶然わたしがいたのです。若い方にしては『青鞜』や明治時代のことをよくご存じ、と話し込むうちに彼女が「ひとり文芸ミュージカル」に挑戦中の女優さんで、夏目漱石の「吾輩は猫である」をもとに『三毛子』を演じる予定ということがわかりました。
 それからお付き合いがはじまり、とうとう友人にも宣伝して『三毛子』を観たのですが、これがまた抱腹絶倒。なにしろ二絃琴のお師匠さんと「下女」の冬子さんが口角泡を飛ばして「女性は働くべきか、子育てに専念すべきか」と大論争。三毛子は『青鞜』ならぬ『青足袋』という雑誌を広げて「元始、メスネコは太陽であった」と読み上げるのです。男の漱石さんも「吾輩」も顔色なし。薄命の三毛子に語らせるあたりは「フェミニズム的悲喜劇」の面目躍如でした。ペロー童話に「長靴をはいた猫」というのがありますが、三毛子はさしずめ「青足袋をはいたネコ」かしら。再演を楽しみにしています。
米田佐代子(女性史家・らいてうの家館長)